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さあ,まずはPHPをインストールしてみましょう.
ここでは,以下の環境でインストールします.

OS- FedoraCore 4
WebServer- Apache
PHP- PHP 5.1.2
DataBase- Mysql 5.0.11

各ファイルは以下よりダウンロードしてください.
Apache
Welcome! - The Apache Software Foundation - Download
PHP
PHP: Hypertext Preprocessor - Download
MySQL
mMySQL AB :: The world's most popular open source database - Download

作業はrootユーザの権限を利用します.

 rootユーザでログインするか,
 su -
 sudo コマンド名

を利用してください.


MySQLインストール ↑項目に戻る
MySQLは,フリーのRDBMSです.PostgreSQLと比べて,処理が高速であるという特徴があります.

※注意:はじめてコースのみを受講予定の方は,データベースのインストールは必要ありません.
Apacheのインストールへ進んでください.


ユーザmysqlを追加
# /usr/sbin/groupadd mysql
# /usr/sbin/useradd -g mysql mysql

MySQLファイル解凍
# tar zxfv mysql-5.0.11.tar.gz

MySQLコンパイル,インストール
# cd mysql-5.0.11
# ./configure --prefix=/usr/local/mysql --with-extra-charsets=all --with-charset=ujis --with-mysqld-user=mysql
# make
# make install

# cp support-files/my-medium.cnf /etc/my.cnf
# cd /usr/local/mysql

# chown mysql /usr/local/mysql/var

MySQL初期設定
# /usr/local/mysql/bin/mysql_install_db --user=mysql
# chown -R root /usr/local/mysql
# chown -R mysql /usr/local/mysql/var
# chgrp -R mysql /usr/local/mysql

MySQLサーバ起動
# /usr/local/bin/mysqld_safe --user=mysql &

MySQLのデーモンが動いているか調べる
-その1-------
# ps ax | grep mysqld

を打ってみてください.

"[数字 〜〜〜]" /usr/local/mysql/bin/mysqld_safe

の行が出れば動いています.

-その2-------
# /usr/local/mysql/bin/mysql

を実行し,

Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 2 to server version: 3.22.27
Type 'help' for help. mysql>

という表示が出ればOKです.

exit

を入力して終了してください.


Apacheインストール ↑項目に戻る

Apacheは,最高のシェアを誇る世界最高のWebサーバです.
業界標準と言って良いでしょう.もちろんフリーです.


Apacheのインストール
まず, rpmがあればそれを削除します.

# rpm -qa | grep apache

とすると,rpmパッケージでインストールされているapahceのバージョンが出てきます.

# rpm -e "[apache name]"

として,apacheを削除してください.
(ここで,依存関係によりapacheを削除できない,とのメッセージが出るようなら,

# rpm -e "[name]"

として,apacheを必要としているrpmパッケージを全て削除したのちに,
apacheを削除してください.)

libtoolとautoconfのインストール

Apache2.0からlibtoolとautoconfが必要になりました.
libtoolとautoconfのrpmパッケージでインストールされているかチェック

# rpm -qa | grep libtool

# rpm -qa | grep autoconf

もしなければインストールする必要があります.
(FedoraCore4ではインストールされており,バージョンもマイナーチェンジだったので新たにインストールしませんでした.)
インストールはそれほど難しくないので,Googleで検索していただければ,すぐわかると思います.

Apacheの解凍
# tar zxvf apache_1.3.14.tar.gz

Apacheのコンパイル,インストール[DSO有効にてコンパイル]
# cd apache 1.3.14
# ./configure --enable-so --enable-mods-shared=all --enable-modules=most
# make
# make install

--enable-soオプションは必ずつけてください.
--enable-soオプションはモジュールをDSO(Dynamic Shared Object:動的に共有可能なオブジェクト)で組み込むことを可能にします.

Apacheの起動
# /usr/local/apache/bin/apachectl start

Apacheの動作確認
ブラウザ(Internet Explorerなど)で確認する
Webサーバのアドレスを入力して,Apacheの画面が表示されればOKです.

PHPインストール ↑項目に戻る
さあ,いよいよPHPのインストールです.
わくわくしてください.わくわく・・

PHPの解凍
tar zxvf php-5.1.2.tar.gz

PHPのコンパイル,インストール
# cd php-5.1.2
# ./configure --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs --enable-mbstring --enable-zend-multibyte
   --with-zlib --enable-sqlite-utf8 --enable-memory-limit --with-mysql=/usr/local/mysql

(はじめてコースのみ受講予定の方は, --with-mysql=/usr/local/mysqlは必要ありません.)
(ここで,--with-apxs2〜を指定しないと,コマンドラインより実行できるphpバイナリが作成されます.)

make
make install

PHPの設定
cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini

必要があれば ここでphp.iniを書き換えてください.(というよりむしろ必須です.マンモス本あたりを参考にしてください.)

/usr/local/apache/conf/httpd.confを書き換える
AddTypeの記述がある部分を探してください.そして以下を加えてください.
AddType application/x-httpd-php .php

Apacheを起動する
もしApacheが動いていたら,まず停止します.
# /usr/local/apache/bin/apachectl stop
# /usr/local/apache/bin/apachectl start

ここで,mysqlclient.so....が見つからない,とのエラーメッセージが出た場合は以下のようにしてください.
/etc/ld.so.confに以下を追加
# /usr/local/lib/mysql

# ldconfig
# /usr/local/apache/bin/apachectl start

ApacheにPHPが組み込まれているかテストする
$ pwd
/usr/local/apache/htdocs/

に以下の内容でphpinfo.phpというファイルを作成して,ブラウザからアクセスしてみてください.
(ex. http://localhost/phpinfo.php 等でアクセス)

<?php

//phpinfo.php

phpinfo();

?>

PHPのデータが沢山でてきたら成功です!

おつかれさまでした.
PHPの世界へようこそ!

参考文献:PHP5徹底攻略 エキスパート編, SoftBank Publishing

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